だらけ人の迂回路

美味しいを分かち合う。

マルタマ/中華そば

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中華そば。

県外からの観光者も食べにくるという十文字ラーメンの名店。らしい。

こういうのが「中華そば」と呼ばれるのか、と唸ってしまう味。あっさりしたスープは出汁感が強くて油味がなく、まるで蕎麦つゆのよう。こいつはきっとかけそばの血縁者だ。

麺も一般的な中華麺ではない。かんすいが使われていないのだろうか。何に似ているかというとややコシのある冷や麦に近い気がする。

このスープと麺の組み合わせがやたらと美味い。スルスルと口に入ってきて止まらない。具のお麩もスープをたっぷり吸ってふわっふわでおいしい。食欲のブレーキが故障する。

実はここに来る前に仕出し弁当を一つ食べたばかりだったのだけれど「あっさりしてるから大丈夫!」と押し切られて連れてこられた。まさかの真実だった。

 

麺創房 無敵屋/本丸麺

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本丸麺(大盛り)。大盛り無料と言われると大盛りにしてしまう悲しいサガよ。

いっつも尋常じゃない行列ができてる南池袋のラーメン屋。通りがかったら奇跡的に誰も並んでなかったので吸い込まれるように入った。

背脂たっぷりのスープはコクがあるのにスッキリしている。豚骨の旨味がしっかり出ていて、なおかつ香りは上品なので万人受けしそう。

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しっかしこのラーメンの真髄は麺だね。麺が美味い。啜るときはプルっとして噛むとモチっとする。すごい。つけ麺ならまだしもラーメンを食べて麺が美味いと思うことはそうそうない。んでもってこの麺の美味さをスープが邪魔しない。計算ずくか。悪女か。

正直スープと具まではあんな行列になるほどか?って思ったけどこの麺ならわからなくもない(僕は基本的に並んでまでご飯をたべることはないけれど)。

また食べたい。夜中だと空いてるらしい。フラグが立ったかもしれない。

富士そば/冷やし肉富士


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冷やし肉富士。肉富士は富士そばの看板メニューだけど、実は冷たいバージョンは4〜9月の限定メニュー。

お肉に豆板醤かけますかって言われたからいりませんって答えた。じゃあわさびはいりますかって言われたからそれもいりませんって答えた。なんとなく周囲の視線を感じた。お子様舌じゃねえ。辛いのが不得意なフレンズなだけだ。

富士そばの冷たいお蕎麦はかな〜り久しぶりに食べたけど意外と麺がしっかりしてて美味かった。カエシがちょっとしょっぱいけど夏が近づいて今よりもっと暑くなったらこれくらい塩分強いものが欲しくなるんだろうなぁ。

浮浪雲/二代目中華そば

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二代目中華そば(特盛り)。

スープのひと口目から鶏が全力で主張してくる。この見た目でこの鶏力(にわとりりょく)は若干びっくりする。イメージの噛み合わない美味さ。見た目から予想する味と現実がフィットしなくて「んあ?」ってなる。こういう驚きを重要視していきたい。

麺はストレートの太麺でかなりしっかりめ。とても食べ応えがある。固茹でじゃないんだけど最後まで伸びず食感があまり変わらない。すごい。

ちなみに麺を食べ終わってから改めてスープだけ飲むと最初と違って鶏よりも魚介や乾物っぽい旨味を感じる。これがグルタミン酸イノシン酸シナジーってやつか。よく知らんけど。

うな達/ポークカレー

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ポークカレー(大)。金曜日限定メニュー。

鰻屋さんなのにカレーが大人気というふしぎなお店。このカレー過去にはテレビで紹介されたこともあるとかで早いと13時ごろにはなくなってしまうらしい(ちなみに開店は11時半)。

かなり時間をかけて煮込んでいるらしくルーはドロっと系の濃厚タイプ。あーもうめっちゃ野菜が溶け込んでますねわかります。

コクがあって甘みがあってちょっとだけ辛くて早く次の一口が食べたくなる。美味い。家庭的なカレーの延長線上にいるようなそんな味。これがワンコインで食べられるってんだから世の中まだ捨てたものじゃない。

ちなみにお店の方はめっちゃ忙しそうなのに丁寧に接してくれるし、中盛の少なめなんてイレギュラーな注文にも対応してくれるようなので本当に入りやすいいいお店だと思う。

【番外編】マグロの頭を煮る

ブログの更新ペースがだいぶ落ちておりますね。理由はかんたん。ダイエット期に入ったからです。カロリーを意識しちゃうとどうしても食べるものが限られてくるのであんまり載せるようなネタもないのです。というワケで番外編。

近所のスーパーでたまに生本マグロの解体販売をやってるんだけど、そこで美味しそうなカブトを見つけたので煮付けることにしました。

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はいドーン。どうですかこのビジュアル。この熱視線に耐えうる者だけが魚を煮付けることができるともっぱらの噂です。

基本的にはクックパッドの煮付けレシピの通りに作ってます。ただし甘いほうが好きだから〜と砂糖は多めにしてますしショウガもめんどいのでかなり厚めに切ってます。まぁ概ねレシピ通りと言い張れる程度のアレンジでしょう。

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そんで晩ごはんの頃にはこうなりました。左側が飛び出してますね。いわゆる3Dです。マグロのカブト煮3D。

和食なのでもうちょい凝った皿に盛りたかったのですがフライパンになんとかギリギリ入るようなサイズのものを入れられる皿なんてそんなにありません。

あとお刺身が写り込んでますがこれは貰い物のキハダマグロなので類似種という以上の関連性は特にありません。

この煮付けがまた非常に良くできてしまいましてめっちゃご飯食べてしまいました。ダイエット失敗です。またやり直しです。

最近はマグロのカマなんかもスーパーでよく見かけるようになったのでよく煮付けてます。マグロくらいデカイ魚だと小骨みたいな繊細なものはないんで割りとおすすめです。

洋食居酒屋アキチ/岩手県産真ガキ、他

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岩手県産真ガキ(2ヶ) 。飲み物はデュワーズハイボール

ジューシーでプリプリで最高に美味い。海のない埼玉でも美味い牡蠣が食える時代だ。素晴らしい。世界はこんなにも輝いている。

そしてまるで何かの間違いのような1個250円という価格。本当に間違いじゃないのか数日経った今でもちょっと心配だ。

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洋風もつ煮込み。美味い(小並感)。この日の煮込みは特に柔らかかった。もつの脂味とトマトの濃い旨味が合わさってとんでもないことになっている。味の秘密を知りたい。マジで。

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パルマ産プロシュート。しっとりと柔らかいし何より脂が美味い。美味すぎて噛むほどに涅槃が近づく。この世の豚モモ肉はみんな生ハムにするべきじゃなかろうか。

以上、2017年初の外飲みの様子でした。今年もつまみの美味しいお店と出会えるようにふらふらと新しいお店を開拓していきたい。